重慶にて市街の観光地をいくつか回りましたが、落とし穴がてんこ盛りでした。目的地別にベストなアクセス方法も変わるのでなかなか難しいです。重慶の地形が独特であるが故の問題点なのですが……。
- 重慶の中を移動するということは山の中を移動するということ
- 磁器口古鎮は地下鉄を使うのがベスト
- 朝天門(朝天門埠頭)、湖広会館へのおすすめアクセス方法
- 夜の洪崖洞はきれいだが、混雑と交通規制に要注意
- まとめ
重慶の中を移動するということは山の中を移動するということ
地形的には、重慶は山の中につくった大都市です。街中を歩いていても坂道も多いので歩きやすい靴を履きましょう。
重慶の観光地図はこちら。
磁器口古鎮は地下鉄を使うのがベスト
渝中区のホテルに宿泊している前提ですが、少し歩けば地下鉄の駅にたどり着けるので、地下鉄を使いましょう。タクシーでもいいかもしれませんが……
渝中区なら大体の駅が磁器口駅まで4元です。100円しません。安いです。20~30分くらい乗ることになります。
地下鉄の切符は自動券売機で買いましょう
往路は何も考えずに切符を買えばOK
日本とそんなに変わりません。券売機で買いましょう。
地下鉄のホームに入る前にX線による手荷物検査があります。真面目に検査している風ではないのでとりあえずカバンを検査機に通しましょう。
そしてこの検査機があることで混雑時の渋滞が増幅されます。
復路の切符を予め買っておきましょう
帰るときは来た時よりも混雑します。駅に入るだけでも時間がかかり、そこから切符を買うことになります。磁器口に向かう前に買っておきましょう。
磁器口の歩き方
駅から降りてすぐに屋台の広がる広場があります(駅東側)。ここは屋台しかないうえに生ごみがごみ箱から溢れていて臭いです。行かない方が賢明です。
駅の西側に降りてしまっても地下道があるので東側に行けますが地下道がまた臭いんですよ……。(私は西側に降りてしまいました)
ここが入り口で、嘉陵江のほとりまで大きな道路が続き、その西側にも商店街が広がっています。西側は山なのでアップダウンが激しいですが、そこに入った方が"中国"っぽい雰囲気が味わえます。
まずは大通りで買い物をしよう
大通り沿いは大型バスや街路樹のせいであまり風情がありません。しかし、お店が広いことが多いのでお土産を買うならこのあたりで買う方がいいでしょう。火鍋の元や陳麻花(クッキーのような揚げ菓子)、麻辣ジャーキー、重慶小麺(担々麺の味噌なし版のような麺。重慶の朝食などに広く食べられる)などが多いです。


山の中の商店街で雰囲気を満喫しよう
基本的には観光地なので昔の建物を利用した商店街です。しかし、街並みの雰囲気は抜群です。人が多すぎるのが玉に瑕ですが、それも含めて"中国"っぽさを味わえます。
重慶に来たなら一度は行っておくべきです。


朝天門(朝天門埠頭)、湖広会館へのおすすめアクセス方法
往路はタクシー(滴滴)、復路は湖広会館まで歩いてからタクシー(滴滴)がベストです。
タクシーは朝天門埠頭の入り口までしか入れず、そこから先は歩く必要があります。
朝天門で川の合流を見よう
朝天門は長江と嘉陵江の合流点であり、2つの川の水の色が異なることからその境目をはっきり見ることができます(条件によるようですが)。
下の写真だとわかりやすいかと思います。右側の濁っている方が長江、左側が嘉陵江です。嘉陵江が真横から合流する形になっているため、嘉陵江の水が長江に食い込むように合流しています。
ちなみにこの写真を撮った位置のすぐ後ろで重慶のマリーナベイサンズになるであろうインターコンチネンタル重慶ラッフルズシティが建設中でした(どの部分がホテルかわかりませんが笑)。
朝天門埠頭からは夜の重慶クルーズ、長江三峡下りクルーズに搭乗
朝天門埠頭に行く目的はクルーズ船に乗ることです。夜景を見ながら食事をするクルーズの他、長江三峡下りクルーズの出発点です。
私はビクトリアクルーズ(5つ星)に搭乗しましたが、すぐにパスポートをフロントに預けることになったので、朝天門で川の合流点を見たい場合は搭乗前に見に行くことをおすすめします。スーツ―ケースが重いですが……
長江三峡下りクルーズはこちら(投稿予定)
湖広会館は朝天門からの帰りに寄りましょう。
朝天門から湖広会館あたりまで歩かないとタクシーが捕まらないので、そのついでに寄るのが無駄なく観光できます。
私は、朝天門からの帰りに湖広会館まで歩いてからタクシーで帰ったのですが、疲れていたので湖広会館には明日来ようと思って帰ると来ようと思えませんでした……。
川辺なのでホテルのある高台から降りるのが大変なんです……


写真は撮ったんですが、中には入ってません。外観だけでもいい雰囲気なので、少し後悔しています。
この建物も川辺の道路と一段上の道路の両方に出入り口があります。つまりは中に入ってもアップダウンがあると……。
夜の洪崖洞はきれいだが、混雑と交通規制に要注意
これは昼間に洪崖洞をタクシーで通り過ぎた時の写真です。"中国"っぽいうえに魔改造感も出ている非常に面白い建築物です。ちなみに、川沿いの道の一段上の平地部からこの建物に入ると11階だそうです。
夜はライトアップもあってジブリっぽい雰囲気になります(重慶の人も「ジブリジブリ!」言ってるのでジブリっぽいで統一します笑)。
ここは下から見上げるのが一番きれいです。
中に入るとこんな感じです。ここもまた、古い建築様式なので"中国"っぽい雰囲気は健在です。商店街のようになっていますが。
ホテルから洪崖洞(川沿い道路側)までタクシーで向かいましょう
夜のオススメルートは、ホテルからタクシーで洪崖洞(川沿い道路側)まで行くことです。景色を楽しんでから洪崖洞に入って買い物を楽しんでもいいでしょう。出るときは11階から出てホテルまで歩いて帰るor少し歩いてからタクシーを呼ぶ。
これがベストです。
歩ける距離だからといって歩くと大変な目に遭う
実は、解放碑周辺のホテルやJWマリオットホテル重慶などからだと11階入り口まで歩けてしまうんです。西側から歩いて向かうと辿り着く直前で、一方通行の規制に嵌まって大回りする羽目になります。苦労して入ったはいいものの、きれいな写真を撮る/景色を見るには川沿いの道に降りる必要があります。
しかし、洪崖洞の中を降りるルートが非常にわかりにくい……。私は11階から出て、大回りして川沿いに歩いて向かいました。タクシーが捕まらないからです。
苦行になるくらいの遠回りです。そして、景色を満喫したあとで、建物を上って11階から道路に出て、ホテル(JWマリオットホテル重慶)まで歩いて帰りました。
結局、7~8km(坂道も多い……)も歩く羽目になりました。
まとめ
- 重慶観光は歩きやすい靴が必須
- 磁器口古鎮は地下鉄で向かうべき
- 朝天門はタクシー(+徒歩)で
- 湖広会館は朝天門からの帰りに立ち寄るのがベスト
- 洪崖洞は夜はタクシーで川沿い道路側まで向い、帰りは徒歩がおすすめ