とある界隈では有名なフィンランドのパロラ戦車博物館に行ってきました。展示内容やアクセスをまとめます。
ガルパンを見て行こうと思っている人もいるでしょう。私もその口でした。
- パロラ戦車博物館はヘルシンキから日帰りで行ける距離
- パロラ戦車博物館の営業情報
- パロラ戦車博物館の展示内容
- 屋外展示は傷み気味の車両が多いが、その分味がある
- ハメーンリンナ(ハメ城)にも寄りましょう
- ハメーンリンナ砲兵博物館にも寄りましょう
- 帰りはハメーンリンナ駅から帰ることをおすすめ
- まとめ
パロラ戦車博物館はヘルシンキから日帰りで行ける距離
軽食を用意して出かけよう
ヘルシンキから列車に乗ると、食事をできる機会が少ないです。サンドイッチなどの軽食を持っていくことをおすすめします。
あるいは、少し早くなりますが、パロラの市街地でレストランに入ることをおすすめします。
まずはパロラ駅まで電車に乗る
ヘルシンキ駅からパロラ駅まで鉄道に乗る。チケットは駅員に聞けば買い方や金額を教えてくれるので聞くのが確実です。下の写真の左側にある緑の「VR」と書いてある券売機で購入できます。
下記のVR trainのホームページの「Timetables and Routes」を選んで「Helsinki」と「Parola」で検索して乗る電車を決めましょう。基本的に時間通りの運航です。
ちなみにホームページから事前に購入もできます。
片道1時間半以上かかるので結構遠いです。ついでにハメーンリンナも寄ることをおすすめします。


駅ホームのマーケットでベリーを買って車内で摘まみましょう。
ヘルシンキまでのアクセスはこちらを参照
www.trip-diary-g-copenhagen.work
パロラ駅から市街中心部に歩いてタクシーに乗るのがおすすめ
パロラ駅前からバスで行くこともできますが、1時間に1本のレベルなのでタクシーをおすすめします。市街中心部まで歩く時の景色もいいので損はしません。
タクシーだと片道30ユーロ超えるくらいだったと思います。
ちなみにパロラ駅前には何もありません。
戦車博物館到着前に高速を降りたあたりにレオパルト2A4が置いてあります。
パロラ戦車博物館の営業情報
営業時間
5月~9月:10時~18時 (真夏は休みだそうです)
10月~4月:10時~15時
入場料
大人:8.5ユーロ
子供(6~15歳):5ユーロ
学生:7.5ユーロ
※日本の学生が割引されるかわかりません
詳細はこちらを参照ください
パロラ戦車博物館の展示内容
展示車両が豊富です。
※にわかなので車両情報が正確でないのはご容赦ください
まずは入り口にM4
M4が出迎えてくれます。
(サンダースの車両ですね)
事務所で入場料を払うと、まずは屋内展示です。
まずは屋内展示から見学するようなルートになっています
展示建屋1では古めの車両が多く展示されている
T-26やルノーFT17といった戦車から3号突撃砲などが展示されています。新しいものでもWW2くらいまでの車両しかありません。
他に当時の兵士の装備の展示もありました。
こちらはT-26。1930年代の戦車です。
こちらはルノーFT17。1917年の車両です。
(BC自由学園の隊長車ですね)
T-34のどのバージョンかまではわからない(思い出せない)
あとは戦車の構造が見られるような展示がいくつかあります。T-54ですね。


この建屋を通り抜けると、屋外に何台か装甲車などが展示されてあり、その奥に2棟目の展示建屋があります。



展示建屋2ではWW2後の車両が中心に展示されている
この建屋は輸送車の中に入れたり、戦車の上に乗れたりと太っ腹な展示になっています。なのに撮影写真が少ないのは、はしゃいで撮り忘れたようです。
これはT-55かな?T-54だったかな?(にわかなので見分けられない)
レオパルト2とその隣のT-72は上に乗れるようになっていました。中には入れませんが。他の戦車は乗るなと表示がされています。
T-72はキューポラの中も覗けます(ピンぼけで申し訳ない)。
T-72上からの眺望
これは水陸両用のPT-76
ちなみにフィンランド製装甲車内部(PATRIA AMV)を見ることもできます。


内部はこのように見ることができます。運転席まで見ることができるのはうれしいですね。


対空戦車ZSU-57-2
屋外展示は傷み気味の車両が多いが、その分味がある
屋根下の展示スペースはWW2~WW2後の車両が多い
雨曝しで車両が傷むという問題があり、クラウドファンディングで屋根が付きました。
ガルパンの影響でフィンランド国内の次に多かったのが日本からの寄付だとか。私も少しだけ寄付しました。
これが世界にここでしか見られないBT-42です。ソ連から鹵獲したBT-7にイギリス製主砲を取り付けるという魔改造を施したフィンランドの突撃砲です。
戦車を造らずにソ連から調達()するのがフィンランドらしいですね(
(継続の隊長車)
3号突撃砲です。ドイツから供給されていたからでしょう、3凸は何台も展示されています。下の写真も奥にバージョン違いの3凸がいますね。
(かばさんチームの車両)
Ⅳ号戦車J型です。Ⅳ号の最終形ですね。ドイツ戦車はこれより後の車両の方が好みです。もう少し砲塔が大きい方がかっこいい。
(あんこうさんチームの車両(あれはH型風ですが))
こちらはT-34です。76と85が両方あります。
この車両はソ連そのものを表現した芸術だと思います。
畑でとれるかのごとく大量生産、居住性が悪い、燃えやすいなどなど……
(プラウダの主力ですね)


KV-1です。これもKV-2とかISまでいくと好きなんですよね。
多砲塔戦車のT-28です。ロマンの塊ですが、実用性が……
あとかっこよくないのが致命的ですね。
チャリオティア Mk.Ⅶ B型です。
戦車のエンジン、列車砲や砲撃陣地、の展示もある
屋根付き展示の手前に小屋があり、エンジン類だけが展示されています。



屋根付き展示のさらに奥(足元の整備がされていません)に列車砲が展示されています。
傷みに傷んで列車砲に見えませんが……


戦車の展示が終わると、塹壕や砲撃陣地の展示があります。
(塹壕の写真が見つからず……)
帰るときは事務所でタクシーを呼んでもらいましょう。
ハメーンリンナ(ハメ城)にも寄りましょう
別に戦車博物館だけで帰ってもいいのですが、せっかくなので近くにあるハメーンリンナやハメーンリンナ砲兵博物館にも寄ることをおすすめします。
入場料は10ユーロだったと思います(記憶が怪しい)
ハメーンリンナ(ハメ城)


城の中にも入れます。
中には文化的な展示があり、博物館のような雰囲気でした。
城の中で寸劇もやっていました。残念ながらフィンランド語のようで全く分かりませんでしたが。



公式はこちら
ハメーンリンナ砲兵博物館にも寄りましょう
ハメ城の隣(結構距離はありますが)にあるので寄りましょう。
入場料は8ユーロです。
写真の紹介はごく一部しかできませんが、ワクワクするような大型火砲の展示が多いのが特徴です。
屋内展示は小型の火砲や小火器が中心
順路に従うとまずは屋内展示の見学です。
各種装備の使用場面のジオラマ展示がいろいろあり、わかりやすい展示になっています。


この博物館のように展示スペースが広くないとできないのですが、ジオラマで展示してあると使用方法までわかっておもしろく感じます。ガチのミリオタならともかく、私のような"にわか"にはなおさらです。
屋内展示には小型の火砲もありました。


屋外展示は大型の火砲や車両が中心
屋外は大型の展示が殆どです。車両


高射砲?
野砲が並ぶさまは圧巻です。
屋外には砲撃陣地の展示もあります。


屋外展示スペースの中に建屋があり、その中にも野砲や山砲などの展示がされています。


帰りはハメーンリンナ駅から帰ることをおすすめ
ハメ城からハメーンリンナ駅まで歩けます。
湖畔を歩くので景色もよく、楽しい道のりです。帰り道なので疲労がたまっているとは思いますが……
フィンランドの景色は北欧っぽいというか、独特の雰囲気があります。
(北欧っぽいではなく、北欧なんですけどね)
起伏が少なく、森と湖の中にいるような気になります。


ハメーンリンナ駅構内には売店があります。途中で食事を取れるタイミングがなかなかないのでここで食料補給することになります。
まとめ
- ガルパン見たらパロラに行こう
- ヘルシンキから日帰りでパロラ戦車博物館に行ける
- 戦車博物館は豊富な戦車が展示されていて楽しい
- ついでにハメ城とハメーンリンナ砲兵博物館に行こう
- 砲兵博物館は大きな火砲の展示が魅力
- 食事は計画的に