GWに中国内陸の成都・重慶に行ってきました。成都に入って重慶から帰ってきました。
中国旅行だといろんな不安が出てくると思います。中国ですからね……。
実際、中国旅行には罠がたくさんあり、気を付けなければいけないことがたくさんあったので、その対策を整理します。
日本から中国へいくのは修行に不向き
今年はSFC修行をしているので、PP単価のなるべくいいチケットを探したのですが、20円/PPくらいが精々です。今回は旅行ありきでPPを稼ぐので目を瞑りましたが。
ただ、割安エコノミーやLCCとの「チケット代差額」/「PP差額」=10円/PPを少し超えるくらいにはできました。
中国系航空会社のチケットがそこまで安くない
日本から中国へ行くなら中国系と日系、韓国系が選択肢にあがりますが、高い日系との競争ならそこまで値下げしなくてもいいということなんでしょうか。
※東南アジア発中国行きはPP単価がましなチケットがなくはないです。
やっぱり中国系の航空会社は中国を経由して長距離を飛ぶ方がいいですね。
ANAの成都行きビジネスクラスは単価が悪い。
どうもANAの中国行きビジネスクラスは安ければPクラス(70%加算)、加算率がいいと高額であるため、PP単価はイマイチになります。
アシアナ航空はPP単価がまし
決してアシアナ航空もPP単価はよくありませんが、
日本→成都、重慶→日本のチケットを買うにあたってはましでした。
搭乗記 関空→ソウル→成都
関空→ソウル(OZ113) 運よくA350に搭乗できました!
真ん中のシート頭上に荷物入れがなくて解放感がありました。
非常にきれいな機材で快適にすごせます。ヘッドフォンはノイズキャンセル機能はなく、短距離路線のためにアメニティがスリッパのみなのが残念でしたね。
フルフラットにしたときに足を伸ばすスペースも広いです。やっぱりスタッガードが一番快適ですね。




小物入れのそばにUSBプラグ、足元にユニバーサルコンセントもあり、充電環境はばっちりですね。
機内食は洋食を選択しました。ステーキに外れはないですね。付け合わせのポテトが、半分に切ったジャガイモにマッシュポテトを乗せた謎のポテトでした。
JALやSQと比べると間違いなく劣ります。(比較対象がJALやSQの中距離ビジネスの機内食なのでアンフェアかもしれません)
シャンパンもあります。


新しくて綺麗な機内にウキウキでしたが、短距離だともったいないですね。
ただ、とてつもなく眠かったのでフルフラット機材は非常にありがたかったです。
寝ぼけてパスポートを座席の隙間に落としてしまったのですが、美人CAさんに救出してもらえたので差し引き+ですね笑
CAさんのホスピタリティも高く、期待以上でした。
ソウル→成都(OZ323)は需要が少ないのかA321
機材はA321でがっかり、ですが需要を考えれば仕方ないのでしょう。
前の人がリクライニングすると後ろの人はトイレに行くのもつらくなります。正直なところ、JAL国内線ファーストクラスの方がいい座席です。


機内食2度目はお腹いっぱいで辛かったですが、お味はそこそこ。
OZ113のステーキセットの方がおいしいですね。ただ、こちらはフルーツとチーズがメインの後にありました。飛行時間の関係でしょうね。
チーズはあまり得意ではないのと満腹だったので適切な評価は下せませんが、フルーツはイマイチでした……。


CAさんのホスピタリティはこの便もすごく高かったです。
結論から言うと、往路2便のCAさんが大変優秀であったということなのですが。
復路の2便はここまでではありませんでした。(悪いわけではないです)
ちなみに、この便では機内食の後は爆睡しました。
※ソウル乗り継ぎが短く、ソウルのラウンジレビューは今回はスルーします。復路ではラウンジに入り浸りました。
空港で待ち受ける罠
入国審査
成都双龍国際空港に到着し、イミグレに着いたもののなかなか入国審査の列が進みません。本格的に列が進み始めたのは人があふれかえって並ぶことが困難になってからです。列が進み始める前の待ち時間の方が長かったです。列もぐちゃぐちゃなので横入るがそこかしこで行われていました。そして職員の案内も雑です。
対策としては、トイレは機内で済ませておいてイミグレまでとにかく早く移動して待つしかないでしょう。
空港での両替
ATMが見当たらない、ようやく見つけてもキャッシングができない
人民元を僅かしか持たずに中国に入国したため、ATMを必死に探しますがなかなか見つかりません。挙句の果てにはキャッシングできません。窓口での両替しかありません。
窓口はレートが最悪の上、手数料が60元
仕方なく、窓口両替を試みますが、英語が訛りが効いたことのない独特なものであるうえにスピーカーでくぐもって何を言っているのかわからない。
ようやく理解するも、レートは悪いは手数料は法外だわでぼったくりみたいなものです。とりあえずホテルまでのタクシー代だけ両替してタクシー乗り場に向かいました。
街中のATMでは問題なくキャッシングできます。
宅配両替なり、金券ショップなりで多少の人民元を調達しておきましょう
客引きが多い
外国人をカモにしようとしている客引きがかなりいます。無視しているとついてくるので拒絶の意思を示しましょう。
タクシー運転手がホテルを知らない
運転手がホテルに電話したら解決しましたが、不安でたまらなかったですよ……。
対策は滴滴出行(DIDI)をダウンロードしてクレジットカードの設定まで済ましておきましょう。日本で普及し始めたDIDIの本家です。「滴滴出行」で検索して中国版をDLしましょう。中国語ができなくてもタクシーに乗れます。
滴滴のいいところはこんなにあります。
- 通常タクシーより安い(おそらく)
- アプリで金額を計算、支払のため、運転手にぼったくられない
- アプリに乗車記録が残るため、犯罪に巻き込まれにくい
- 中国語が分からなくてもなんとかなる
漢字が読めるから多少はわかりますしね - プロパーアメックスを紐づければ3%還元(外貨決済)
出国時、預入荷物に液体があるとスーツケースを開けて確認させられる
マジです。私が見た限り全員開けさせられていました。
ビジネスクラスの優先チェックインでなければどうなっていたことか……。
不要な液体は入れないこと、お土産のお酒などはしょうがないのですぐ開けられるようにしておくことが必要です。
通信の罠
中国の通信はGoogleやGMailが使えません。下記の対策がありますが、オススメは香港SIMの海外ローミングですね。安くて簡単です。
地図の罠
Googleのサービスが使えるからといってGoogleMapに飛びついてはいけません。
Googleが撤退してから地図が更新されていないので、開発が盛んな地域では地図が使い物になりません。
百度地図も使いましょう。
ただ、百度地図だと日本語や英語の検索がうまくいかないことがあります。GoogleMapで位置を検索すると出ることがある(新しい建物でなければ)ので併用する方がいいです。
地名を言っても通じない
個人的には一番重大な落とし穴です。ニュースが諸悪の根源です。
中国の地名・人名の日本語読みが通じるのは日本だけ
北京(ぺきん)、、広州(こうしゅう)、成都(せいと)、重慶(じゅうけい)、大連(だいれん)、厦門(あもい)、深圳(しんせん)などの呼び方が日本では一般的ですが、一切通じません。
中国語読みを日本語に書き下すと(しゃんはい)なので上海(しゃんはい)は通じるかもしれません。四声があるので日本語読みだと通じない可能性も高いです。
北京(ぺきん)は実は英語が由来らしいですが英語も今や北京(Beijing)ですね。
中国の地名・人名は英語と中国語では共通
一部の例外は香港ですね。中国語読みを日本語に書き下すと(しゃんがん)です。(ほんこん)でも通じるかは試していないですが……。
香港は漁師の呼び方(中国語方言)が英語に持ち込まれたのが発端のようです。
とりあえず、訪問都市の中国語読みくらいは覚えていきましょう。
個人的には、日本でしか通用しない読み方をさも正しいかのようにニュースで垂れ流すのはいかがなものかと思います。同じ漢字圏の韓国の地名・人名は現地語読みに近いのに……。これ、中国に対しても中国に行く日本人(恥を晒しかねない)に対しても失礼な話です。
ということで中国の地名・人名は自分であらかじめ調べていく必要があります。
まとめ
- 中国旅行はPP単価が悪いので修行に向かない
- 中国到着後はなるべく早くイミグレに行って列の前の方で待つ
- 空港で両替はできないと思っていくらかは日本で両替しておく
- 客引きは拒絶する。無視だとついてくる。
- タクシーは滴滴をインストールして利用する
プロパーアメックス紐付けがおすすめ - 通信は香港SIMを購入してローミングがオススメ
- GoogleMapだけに頼らず百度地図もインストールしておく
- 出国時は預入荷物に液体を入れない(可能であれば)
- 中国の地名・人名は中国語読みを調べていく