中国旅行で搭乗したアシアナ航空ビジネスクラスとソウルで利用したアシアナラウンジ(ビジネス)のレビューです。
アシアナ航空はファイブスターエアライン獲得実績があるとはいえ、韓国の航空会社ですし、不安に感じる方もおられると思います。
結論としては「機内は悪くない」、「ラウンジはイマイチ」です。SQのように一度乗ってファンになるようなことはなかったです。
- 往路 アシアナ航空ビジネスクラス搭乗記 関空(KIX)→ソウル(ICN)→成都(CTU)
- 復路 アシアナ航空ビジネスクラス搭乗記 重慶(CKG)→ソウル(ICN)→関空(KIX)
- アシアナラウンジはそこまでいいラウンジではない
- まとめ
中国旅行で乗った旅程のレビューです。
往路 アシアナ航空ビジネスクラス搭乗記 関空(KIX)→ソウル(ICN)→成都(CTU)
関空→ソウル(OZ113) 運よくA350に搭乗できました!
真ん中のシート頭上に荷物入れがなくて解放感がありました。
非常にきれいな機材で快適にすごせます。ヘッドフォンはノイズキャンセル機能はなく、短距離路線のためにアメニティがスリッパのみなのが残念でしたね。
フルフラットにしたときに足を伸ばすスペースも広いです。やっぱりスタッガードが一番快適ですね。




小物入れのそばにUSBプラグ、足元にユニバーサルコンセントもあり、充電環境はばっちりですね。
機内食は洋食を選択しました。ステーキに外れはないですね。付け合わせのポテトが、半分に切ったジャガイモにマッシュポテトを乗せた謎のポテトでした。
JALやSQと比べると間違いなく劣ります。(比較対象がJALやSQの中距離ビジネスの機内食なのでアンフェアかもしれません)
シャンパンもあります。


ただ、食事の選択を伝えるとメニューを持っていかれてしまうので、追加で飲みたいドリンクを注文しにくいのがイマイチです。
新しくて綺麗な機内にウキウキでしたが、短距離だともったいないですね。
ただ、とてつもなく眠かったのでフルフラット機材は非常にありがたかったです。
寝ぼけてパスポートを座席の隙間に落としてしまったのですが、美人CAさんに救出してもらえたので差し引き+ですね笑
CAさんのホスピタリティも高く、期待以上でした。
ソウル→成都(OZ323)は需要が少ないのかA321
機材はA321でがっかり、ですが需要を考えれば仕方ないのでしょう。
でも4時間はちょっとしんどかったですね。
前の人がリクライニングすると後ろの人はトイレに行くのもつらくなります。正直なところ、JAL国内線ファーストクラスの方がいい座席です。


機内食2度目はお腹いっぱいで辛かったですが、お味はそこそこ。
OZ113のステーキセットの方がおいしいです。ただ、こちらはフルーツとチーズがメインの後にありました。飛行時間の関係でしょうね。
チーズはあまり得意ではないのと満腹だったので適切な評価は下せませんが、フルーツはイマイチでした……。


CAさんのホスピタリティはこの便もすごく高かったです。
結論から言うと、往路2便のCAさんが大変優秀であったということなのですが。
復路の2便はここまでではありませんでした。(悪いわけではないです)
ちなみに、この便では機内食の後は爆睡しました。
復路 アシアナ航空ビジネスクラス搭乗記 重慶(CKG)→ソウル(ICN)→関空(KIX)
OZ354 重慶→ソウルはやはりA321
残念機材です。我慢するしかありません。
機内食はピビンバに挑戦しました。4回食べるので1回くらいはと。
自分で混ぜるのが結構めんどくさいです。
フルーツと白菜の漬物(なぜかキムチではない)と小魚は混ぜません。
ごま油が(写ってませんが)あり、それも混ぜます。
お味はまあまあというところ。デザートに韓国のお菓子?がついてきました。
ソウル→関空はA330でした
これが標準の機体でしょうね。往路がA350だったのでがっかりしてしまいます。2-2-2配列なので隣が気になってしまううえ、フルフラットではなくライフラットですね。
長距離だと歓迎できない機材です。
機内食は韓国食のプルコギが売り切れており、洋食のチキンにしました。結構美味しかったです。
ドリンクはこれとグァバジュースを飲んでました。
アシアナラウンジはそこまでいいラウンジではない
結論から言うと、
- ビジネスクラス搭乗の立場では「ゴミラウンジ」
- エコノミークラス搭乗の立場では「便利なラウンジ」
- 総合すると「イマイチなラウンジ」
セントラルラウンジとイーストラウンジとありますが、食事もラウンジの広さも殆ど変わりません。どちらもそこそこ広いラウンジで、オットマン付きの半個室もあり、くつろぐのに向いています。半個室はすぐ満員ですけどね。ソファも他のプライオリティラウンジよりもよかったのでくつろぐのに向いています。
イーストラウンジの方がオットマン付き半個室は多いですが、それでもすぐ埋まってしまいます。
食事はショボいのでカップ麺に手を出すことになる
食事は他のプライオリティパスラウンジ(実はゴールドカードでも入れますが)よりはマシですが大したことはありません。
お腹がすいていればカップ麺に手を出すことになるでしょうね。しかも2種類あるカップ麺の片方が辛ラーメンなので辛いのが苦手だと選択肢がありません。
しかも、他のラウンジにあるフレッシュフルーツがこのラウンジにはありません。残念極まりない。
本拠地のラウンジなんですが……がっかりです。シンガポールのSQシルバークリスと比べられるレベルではありませんし、成田のJALサクララウンジよりも明確に劣ります。


ホットミール4品+スープ系2品+コールドミール+カップ麺といったところですが、たいしておいしくありません。他で食事をして、このラウンジではドリンク飲みながらゆっくりするくらいがいいでしょう。
ただ、ソフトドリンクは小さな紙コップしかないので、やっぱりイマイチですね。


バーカウンターはそこそこドリンクあります。
こちらはイーストの座席です。飛行機を見られる窓側にオットマン付き半個室があります。この反対側の壁際にも半個室があります。
※窓際の半個室はイーストのみ、壁際はセントラルにもあります。
トイレは良し、シャワーも良さそう
トイレは清潔でかつ、ウォッシュレット付きだったので非常に満足しました。
シャワーは使用していませんが、掃除中のシャワールームをチラ見した感じは清潔で良さそうでした。
致命的なのはプライオリティパスで入れること
仁川空港を利用する際にこのラウンジを使用できるのは素晴らしいことです。
しかし、今はアシアナ航空の評価をするという観点で酷評します。
ビジネスクラスに搭乗するのに、航空会社の本拠地のラウンジがプライオリティパス保有者に解放されているというのは如何なものでしょう。搭乗客が一番多いにも拘らず、本拠地空港でなぜこんなことをやるのでしょう?
囲い込みたい顧客が(チェックインカウンターなどを除けば)最初に受ける航空会社のサービスで悪い印象を与える必要があるのでしょうか?せめて2つあるビジネスクラスラウンジの片方だけを開放するべきではないでしょうか?
自社の顧客への誠意に欠けるように思います。
※仁川のラウンジレビューではエコノミー搭乗or他社搭乗の立場で考えるのでべた褒めします。すごくありがたいですからね。
富裕層や小金持ちは別として、(私も含む)貧乏人or庶民がビジネスクラスに乗ったり航空会社の上級会員を目指すのは特別扱いされたいとか、非日常を体験したいという思いがあるからです。
私は修行で短距離のビジネスクラスに乗ったがゆえに憤りはありませんでした(別にエコノミーでもよかったので)が、それでも引っかかるものはありました。
せめて他のプライオリティパスラウンジに近いイーストだけ解放とかにしてほしいですね。
まとめ
下記を考慮すると、「場合によってはリピートするかな?」という評価ですね。
機内は悪くない
仁川のアシアナビジネスラウンジはイマイチ
- 広くてソファーが快適なのは良い
- 食事はイマイチ
- ドリンクももう少し改善してほしい(小さい紙コップしかないソフトドリンク……)
- プライオリティパスで入れるのはアシアナ航空を使う観点だとイマイチ