香港に遊びに行くほかに、日本より安くなる香港発券をした場合など、香港へ安く行きたい場合の選択肢に上がるのが香港エクスプレスです。
安いですがLCCなので不安になることもあると思いますが、そこまで悪くないです。
ちなみに、倒産危機で騒ぎになっている香港航空とは資本関係はないので安心してください。
香港エクスプレスとは
当初はフルサービスキャリアだったようですが、現在はLCCです。
香港を拠点とする航空会社で、所有機材はすべてA320シリーズです。
元々、海南航空や香港航空などの親会社である海航集団が親会社でしたが2019年にキャセイパシフィック航空が買収し完全子会社化しています。
※海南航空:フルサービスキャリア、スカイトラックス5スター
※香港航空:フルサービスキャリア、経営状態が悪い
こういった経緯もあって香港航空とのコードシェアがありますが、現在は資本関係がないため、香港航空の倒産で香港エクスプレスが大きな影響を受けることはないでしょう。香港航空とのコードシェア便はなくなってしまいますが。
香港エクスプレスの就航先
コロナウイルスの騒動が収まってからですが、魅力的な就航地もあるため利用価値の高い航空会社です。
日本国内
日本国内の主要空港と西日本の地方空港を中心に広く就航しています。
よって、西日本に住んでいる場合は日本国内の主要空港に移動するよりも香港経由の方が安く早く海外に行ける場合もあります。
海外
東南アジアを中心に就航しています。タイやベトナムのリゾート地に行くなら香港エクスプレスで行くのもありでしょう。
- 香港
- ソウル (韓国)
- 釜山 (韓国)
- 済州 (韓国)
- 寧波 (中国本土)
- 台中 (台湾)
- ダナン (ベトナム)
- ニャチャン (ベトナム)
- シェリムアップ (カンボジア)
- バンコク (タイ)
- チェンマイ (タイ)
- プーケット (タイ)
座席指定と受託荷物は有料
LCCの宿命です。
座席によって座席指定料金も違いますが、変な席に放り込まれるくらいならましな席を事前に指定した方がいいです。
受託手荷物がある場合は必ずネットで事前申し込みをしましょう。当日の申し込みだとかなり高くなり、これも合わせるとフルサービスキャリアと大して変わらないケースも出てきます。
搭乗レビュー (関西→香港)
ターミナル2はLCC用ではなく、ピーチと春秋航空用のターミナルです。
乗り込むと、前列はちょっといい席になっていることがわかります。
3-3配列なのは変わりませんが、ひじ掛けや席が少し普通の座席より上等な他、シートピッチが広めです。座席指定料金も一番高いです。
普通席の座席はこんな感じです。薄くて安っぽいシートです。リクライニングはできませんが、4時間程度ならなんとかなります。


シートピッチが狭くてどうにもならない、というほどではなく、こぶし1つ分くらいは余裕があります。ただ、シートポケットにものを入れると足が動かせなくなるので辛いです。


有料機内食もありますが、このテーブルで食べるのは少しためらわれます。狭いし縁がないしで何か落としそうです。
尤も、周りの乗客は食べ物も飲み物も持ち込んでいたので機内食を食べる人はいなさそうでしたが。
出発直後の機内放送ですが、日本便ですが日本語アナウンスはありませんでした。英語と広東語(たぶん)です。いわゆる北京語(普通話)には聞こえませんでした。
機内誌でも各就航地の観光地紹介や、鉄道(日本各地と香港)の乗り放題チケットの紹介がされています。




観光地紹介も英語と中国語ですけどね。


まとめ
- 香港エクスプレスは日本各地に就航
- 香港や東南アジアへの旅行にはアリ
- LCCだけどギリギリ許容できる飛行時間